オースワン - Asia Production Service Co.,Ltd.

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オースワン

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貝ってのは低カロリー高たんぱくで非常に優れた食べ物だそうで。
この原稿が載る時の時期がいつになるかはわかりませんが勝手に想像して夏という事にしましょう。
何故そう思ったかといのはタイは一年中夏だからです(爆

夏の貝で有名なのはアワビと岩牡蠣らしいですね。
前者はタイでは乾アワビという超高級品しかみないですな。後者は種類が違うかもしれませんが一年中あります。

この牡蠣を使った料理があるのでご紹介しませう。
タイで牡蠣!!なんかちょっと怖い!!
そうでしょう。そうでしょうとも。現に撮影スタッフで生牡蠣食べて入院したって話は非常に良く聞きます。でもこの料理は火を通すので大丈夫!!それに読者のみなさんは日本で安全な牡蠣をご利用いただけるわけですから余計に大丈夫!!

尚、牡蠣にあたるというのは食中毒でありまる。牡蠣の内臓内にウイスルがありこれに免疫の無い人が食べると食中毒になるのです。小型球状ウイルス群SRSV(Small Round Structured Virus)とも呼ばれていたノロウイルスが 小腸で増殖する感染性胃腸炎を牡蠣の食中毒と言っています。牡蠣の鮮度関係無しですから、生食用って書いてある牡蠣以外を食べるとどんな新鮮な牡蠣でもあたりますから注意ですよ。

前置きが長くなりすぎましたがタイの牡蠣料理、今回紹介するのは「おーすわん」といいます。
何語なんだか正直不明です。固有名詞の可能性大。
(調べましたところ、中国は福建辺りの料理がルーツだそうですので、福建語由来のようです。台湾、マレーシア、シンガポールではオーチエン、オアチェンというそうです)
タイ風牡蠣のもんじゃ焼きという感じの料理です。
こっちの牡蠣はそもそも小粒で火を通すと更に小さくなるのですが、それをおいしくジューシーに熱々に食べる料理です。屋台から中華、海鮮専門店にこの料理があります。

小粒の剥き身牡蠣を予算に応じて20個から~30個。塩、ごま油、オイスターソース、醤油、酒等で下味を付けておきます。
ゆるく溶いたデンプン粉(片栗粉とかコーンスターチ)を用意。大体粉大匙2に対して水100CCぐらい。この水を出汁にするとか工夫しても良いかも。店によっては、ここに米から作った上新粉を混ぜるところもあります。
他、用意しておく物は、ニンニクみじん切り適量、ネギみじん切り適量、もやしひとつかみ、卵2個か3個。
ステーキ皿(鉄皿)をお持ちの方は是非それをご利用下さい。

作り方は色んな流儀があるのですが、一つのパターンを。

1.下味を付けた牡蠣を水溶きデンプン粉に沈めておきます。

2.まず、ざっと、もやしを炒めます。で、火を通し終わったらそれを皿に上げておきます。

3.鍋に多めに油をひいて、まずニンニクを炒め、香りが立ってきたらネギを投入。

4.溶き卵いれてふわっとなる様に炒め、そこに上記の牡蠣を投入。沈殿してるので、投入前に良く混ぜるように。
ぐつぐつ沸騰させます。

5.牡蠣に火が通ったら(生食用ならもんじゃの基がでろ~~~んとなったらもぅ大丈夫)、先ほどのもやしの上に乗せて、コショウをふりかけて、はい完成!
好きな人はパクチーもかけて下さい。

これをステーキ皿でやる場合は、もやしを炒める所をステーキ皿で行い、火にかけたまま、別の鍋で牡蠣を炒める作業を行い、もやしの上に炒め終った牡蠣をかけます。
じゅわぁあああああ~~~ぁっと煙がもこもこでてる皿を食卓へ運んで(火傷に注意ですよ)、熱々をスプーンですくってお食べ下さい。

タイでは見た目ケチャップのようなチリソースをかけて食べます。
ポン酢でもおいしいと思いますよ。

しかし、せっかくの低カロリーな貝をわざわざ高カロリーにして食べるんだなぁ、これ・・・

文: おもだか まさし

アジア旨いもの紀行


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