串焼き - Asia Production Service Co.,Ltd.

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串焼き

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この話がいつ掲載されるかは、編集長次第ですので、季節感はいっさい無視して話が進みます。そもそもタイに季節感なんて無いも同然なんですけどね。

こぅ、ロケが終わり「おつかれさまでしたぁああ~!」となり、じゃぁ夕食は何時にロビー集合云々というのが、通常の流れです。とりあえずビールのビールはおいしい物ですよね。日本ですと焼き鳥とビールとかうれしい物だと思います。タイでそれは簡単には期待出来ない物でしょう・・・・。
本当にそうかしら?? 

実はそうでもないのです。タイにも串焼き屋台があるのです。日本と違うのはすべてお持ち帰り専用なところなのですが。タイにある串焼きはまぁそれほど種類が多いわけでもないですが、今回紹介するのは肉系で行きましょう。紹介するほどの物でも無いのですが、まぁせっかくなので。

まず種類は豚肉のバラの部分の細切れ。鶏さんの砂肝、レバー、ハツと、この4種類をメインでやってる屋台が一番多いです。
10年前は確実にそうでした。
そこに、ネームというブタ肉ミンチとブタの皮を混ぜて醗酵させた一種の生ソーセージ(昔のコラム参照)を串に刺して焼くようになり、最近は鶏さんの皮やボンポチ(鶏さんのお尻の部分)、手羽先も焼くようになってきました。本来鶏さん焼きは別の種類の屋台が担当していたのですが(ソムタム-パパイヤサラダ屋台)、最近はこの際、もぅいいじゃないか的になってきたようです。

この串焼き、値段はかなりお安い部類になり、平均1本5~15バーツです。ネーム以外の食材は全てタレ焼きになります。塩派の人ごめんなさい。
日本の焼き鳥のタレほど濃厚ではないのに、甘みが結構あります。
こっちで売っている中国系大豆醤油と砂糖とニンニクを潰した物にどっぷり漬け込んで、串に刺し炭火で焼きます。
普通に考えると夕方に出てくる屋台だと思うでしょうが、さにあらず実は朝から出てる串焼き屋台もあるのです。この串焼きとビニール袋に入れてくれるもち米をセットで朝食にする人も多いのです。人気のある屋台ですと朝6時から焼きだして9時には全品終了なんてところもあったりします。辛い物が苦手な人もこの串焼きもち米セットなら大丈夫です。

過去に一度 現場で終了と同時にスタッフからビールコールが大いに沸いた事がありました(まぁ実はよくある事ですが、ここでは一度と書いておきます)。
その時ロケが終了した場所は、屋台がずらぁ~と並んでいるエリアでした。周りからよいにおいが立ちこめてもぅおなかはぐーぐー、喉はカラカラでした。
とりあえず、ビールを買いにその辺の店に・・・。そして戻ると、何故かスタッフの手に何かの串焼きっぽいものが・・・・??
「早く早く!!ビールビール!!」やたら急かされました。プシュ!と勢いよくあいた缶ビール、それを一気に飲んでその串焼きにかぶりつくスタッフ!!もぅ止まりません。他のスタッフも真似して串焼きに手を出しビールを飲み始めました。結局われわれスタッフによってその串焼き屋台は占拠されてしまったのです。
「タレばっかりだから、今度は塩持参するかぁ~」
「でも初めからもぅ漬け込んでますぜ・・・」
「あっ・・・」

自分はこの串焼きもち米ビールでかなり太ったっす。是非タイにいらっしゃった際はこれを沢山食べて太って帰国してもらいたいです。

文: おもだか まさし

アジア旨いもの紀行


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