今回は、「ラープ」と呼ばれるラオス料理を紹介します。
ラオスでは、あらゆるお祝い事、お祭りなどには必ずでる料理で、ラオスでご馳走と云えば「ラープ」なのです。
しかし、このラープはタイのイサーン(東北地方の意)料理としても有名なのですが、もともとは文化圏が同じだったということです。
さて、このラープ、結構脂っこい料理の多いタイで、あっさりしたものが食べたいと思っていたときには良いかもしれません。
ただし辛いものが食べられることが条件なのですが。
ラープとは「叩く」を意味すう料理方ですが、、ラープの後にその材料の名前がつきます。
要するに、牛でも豚でも鶏でもアヒルでも魚でもなんでもいいのです。
各材料をみじん切りにして、煮炒めて味付けてをした料理です。
ラープを作るには各人好みの材料を揃え、それを適当な大きさに切り、まな板の上におき(まな板は木製がお勧めです)、両方の手に大き目の包丁を持ち、かなり細かくなるまで叩き切って下さい(ハンバーグ状よりちょっと荒い感じ)。それを網杓子に乗せ、全体に火が通るまで湯がきます。網杓子がない場合は、大き目のボールに入れて熱湯を少しずつかけ、火を通して下さい。
初めから鍋で茹でないのか?ですが何故かラープはこうやって作ります。
他の材料としては、赤玉ねぎ少々、浅葱少々、生唐辛子少々を自分の好みの量だけみじん切りにします。
乾燥唐辛子少々は、仕上げの飾りに二~三本。そして粉状に砕いて炒った米。これが、イサーン地方及びラオス料理の特徴です。
前述の材料を全て大きなボールにぶちまけ、ナムプラー、ライムの絞り汁、あればヤシ砂糖、無ければ砂糖で好みの味に仕上げて下さい。
混ぜ方は、全体がしっかり混ざるように、縦横斜めにぐりぐりやってあげてください。魚を使った場合は、日本の醤油でも良いかもしれません。
またポン酢を使うと楽かも!これでお皿に盛ってでき上がり。
乾燥唐辛子と一緒にミントの葉などを飾っても良いかもしれません。箸では非常に食べにくいので、スプーンでどうぞ。
これに、もち米を蒸かして酒の肴にしながら、「そういえばタイで食ったなぁ~」などとロケを思い出し、もち米を指で丸め食べてもよし。
もちろん普通のご飯で食べてもよしです。
写真・文:おもだか まさし