幸せな場所
乾期で水が引いた湖に架けられた1.2km もあるチーク材で造られた橋から突き出た橋桁の上に、かなりの時間眠ったようにうっとりと腰掛けている娘がいた。
周りに友達らしき者の姿がないので「何をしているの」と聞いてみたら、「夕暮れ前に、ここに来てこうして座っていると、とっても幸せな感じがするの」だそうだ。
「人には、身近に幸せを感じる場所が誰にでもあるはずだ」という言葉を昔誰かから聞いた様な覚えがあるので、自分も同じように座ってみたが、ふり返ると地面からかなり高く落ちたら大変と腰が落ち着かずすぐに降りてしまった。
(写真・文: Mac)
( ミャンマー マンダレー近郊アマプラのウー・ベイン橋 2002年12月)