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舞踊家 イ・マデ・ジマット

ジマット氏は、一人の役者が異なるキャラクターの仮面を付け替えながら役を演じ分けて踊るバリ伝統舞踊「トペン・パジェガン(仮面舞踊)」の第一人者である。

高名な画家で舞踊家でもあった父と、アルジョ(歌舞劇)の有名女優だった母の元で1948年に生まれ、3才から楽器と舞踊の練習を始めた。
12歳の時には既に踊り手としての名が知られるようになり、18歳の時には大人に教えるまでになっていた。
1970年には古典舞踊公演と子ども達にバリ舞踊を教えるためのパンティ・プサカ・ブダヤを設立(現在はトリ・プサカ・サクティ財団)して、公演と子ども達への舞踊指導を行っている。
外国人にも門戸が開かれていて、途切れることなく日本人も含めた外国人が学んでいる。

息子も有名な踊り手、孫もステージに立つようになったが、本人はまさに脂がのりきった現役で、後進への指導だけでなく、数多くの海外公演、観光向けの公演、「オダラン」とよばれるバリ・ヒンドゥ寺院の創立記念祭(全ての寺院ごとに記念日がある)に招かれて舞踊を奉納するなど、忙しく飛び回っている。


※写真は、公演ポスター、日本人に稽古を付けるジマット氏、舞台に登場した孫




(写真・文: 城戸可路)

( インドネシア バリ島 バトゥアン村)