村がアート
ネパールの西南インドとの国境に接するタライ平原にタール族が住む村がある。首都カトマンドゥからプロペラ機に乗り釈迦生誕の地と言われるルンビニーに近いバイラワというところまで飛ぶ。そこまでは「地球の歩き方」他、旅の情報誌にもあり行く人もいる。
そこからガタガタの悪路を砂埃を被りながら嫌になるほど(約5時間)走るとダンガティという辺境の町に着く。そこから更に少し走ると、まぁ、こんな処にはまず旅行者はこないだろうと思うところに、その村がある。
釈迦の末裔と言われているタールの人々の家屋は土で造られたロングハウスだ。
その家の内外の壁、米びつにまで粘土や絵の具で描かれた絵がびっしり。何とそれは女性の腕にまで彫り描かれていた。
(〜ダンガティ 西タライ平原 ネパール〜)
写真・文: Mac