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今年のソンクラーンのハイライト

4月に入り一段と暑くなってきたタイであるが、暑くなってくるとそろそろソンクラーン、タイ新年である。

3月31日には南部の3県で同時爆発が起こり、13人の死者と534人の負傷者をだすという大きな事件もあり、ソンクラーン期間中の南部、特にハジャイへの観光は激減して6割方落ち込むということである。

しかし何と言っても今年のソンクラーンのハイライトはタクシン元首相に出会うラオスとカンボジアへの観光になるだろう。
タクシン元首相は4月11,12日にはラオスのビエンチャンでノーンカーイを通ってやってくる上イサーンの赤服(*)を迎え、4月14,15日にはカンボジアのシアムリアップでアランヤプラテートを通ってやってくる下イサーンの赤服を迎えるということである。
また14日にはシアムリアップにある80,000人を収容できる文化センターでタクシン元首相の演説があるということである。

これまでの集会ではタクシン元首相は海外からビデオリンクで演説していただけであったが、今回は選挙演説と同じように支持者に囲まれて触れ合いながらどのような演説をするのか期待されているようである。
直に演説を聞く赤服の参加者が感動してタクシン元首相の元で団結して、さらなる民主化に向けた行動とタクシン元首相の帰国実現への運動を加速していくのは確かだろう。

また参加者にはタクシン元首相から記念品が配られることになっていて次のとおりである。
1,ゴム製で頭からすっぽりとかぶるタクシン元首相の仮面、20,000個
2,タクシン元首相の顔を刺繍した赤のポロシャツ、30,000着
3,タクシン元首相と家族の写真を入れた扇、100,000本

これだけの数量の記念品をどこで作ったのか不思議だが、またこれだけの人が集まるのか見ものではある。
そしておかしいのは20,000個のタクシン元首相の仮面をかぶった人たちに囲まれてタクシン元首相は国境を超えてタイに帰国するというアイデアである。

*赤服:タクシン元首相を支持する人たちの呼び名。グループのシンボルカラーが赤色であることからこう呼ばれる。

文:森田次郎