子供出家式

タイでは毎年、学校が夏休みになる３月中旬〜５月中旬（場所によって期間が違う）に子供たちが短期間の出家をします。
「出家して徳を積めない女性であるお母さんの為に」というのは建前で、長い休みにゲームばかりしたり危険な川遊びに行かないように寺で社会勉強をさせようという両親の狙いがあるのです。

今回、周辺の村からも集められたのはおよそ40人。
まずはお坊さんのお話を聞き、その後は派手派手な衣装で出家式です。
家族や知り合いの人達はみな嬉しそうなのに、子供たちはなぜか憂鬱そう・・・。
着飾って馬に乗って村の中をパレード、そしてオレンジ色の法衣に着替えて、これから短い者で１週間、長い者でまるまる２ヶ月間の修行生活です。
毎朝、５時３０分起床、お寺の掃除、お経の勉強、そして週２回は朝の托鉢が待っています。

写真：ラオー・ソーンブーンチャイ（BEE)、　文：城戸可路