忍耐が勝負
ラオスの最南部、カンボジア国境に続くメコン川のなかには、数千もの島々が点在し、その間を縫うように滝が形成されている。と「地球の歩き方」ラオス編に書かれている、その島と島との間の激流の岩に一日中、いや24時間腰掛けている人が居る。何をする人ぞやと興味にかられ見ていると、滝から激流とともに落ちてきた魚が、岩にぶつかり折り返し流れに逆らい昇ろうとするところを網ですくうのだ。
いや、すごいのなんのって。
何が?とにかく「暑い!」の一言。照りつける太陽、
日陰なし、焼け付く岩。よくもこんなところに24時間も座っていられると不思議に思ったが、何と親子で交代の24時間だということだ。
収穫は?日に2、3匹獲れれば恩の字とのこと。いや、アジアは優雅で実に面白い。
(南ラオス コーン島群にて)
写真・文: Mac