今回は焼き飯をご紹介しましょう。
え、自分で作れる?今は良い冷凍食品がある?
まぁまぁ、付き合ってくださいな。
東南アジアロケでこちらの食事が合わない人の救世主と言うと、
*玉子焼き+ご飯
*スープ系の麺
そして、焼き飯と言うのが定番。
東南アジアの焼き飯と言うと、大体の人がナシゴレンという言葉を思い浮かべると思います。
事実、ナシゴレンというのは日本語に訳すと「飯を油で炒める」と言う意味になり、つまり焼き飯なのですが、タイに住んでいる私にとってこれはうれしくない。
やはり東南アジアの焼き飯と行ったらカオパットと皆様に思い浮かべていただきたい。
と言うことで、今回は、いかにして焼き飯はカオパットになるかと言う、大学の卒論のテーマになりそうな壮大な計画をココに表したいと思います。
俗に言う焼き飯とカオパットは何が違うか??
一緒です。(おいおい!!)ただ、個人的考えでタイ風焼き飯、つまりカオパットというのは3つ存在します。
それ以外はカオパットに似ているカオパット、中華風のチャーハンであると考えております。
では、その3つのカオパットとは何か?
*カオパットその1
つまりオリジナルタイ風のカオパットである。別名ごく普通のカオパット。
味付けは、ナムプラーとタイ国醤油。具は何でもありだが、からなずトマトとたまねぎの大きいのが入るのがミソ。
トマトのおかげで、米があまりパラッとしなかったりする時があるのだが、ちゃんとする人が行うと、しっかりしたものが出来上がる。
東南アジアではトマトソース入りの焼き飯は見たが、トマト入りはタイ国でしか見ていない。
(イタリアとかは東南アジアじゃありませんね皆さん)と言うことで、 このトマト入り焼き飯がタイオリジナルカオパットではないかと思われる。
ちなみに秘訣には「化学調味料」と言うものがある。
*カオパットその2
これこそタイのカオパットだよなーって言うのに、カオパット・アメリカンと言うのがある。
へっ?!ちょっと薄いカオパット?? 違うんです。
海外に旅行された方々はご存知と思いますが、ホテルの朝食に*コンチネンタルブレックファーストまたはアメリカンブレックファーストとメニューにあると思います。
これのアメリカンブレックファーストのメニューから来たカオパットが、上にあげたそれです。
内容は、ケチャップで真っ赤に染 まったチキンライスにほしぶどう少々を加えて皿の真ん中において、その上に 目玉焼きをおきます。
そしてサイドに揚げたソーセージ3~5本、揚げた(茹でた)ハム2~3枚。
フライドチキン1切れ。飾りにトマトスライスとレタスの切れっ端。
どーしてこれがカオパットアメリカンなんだろうか??
ちなみに屋台ではほとんどやっておらず、主にホテルで食することが出来る。
料金も他のカオパットより3~4割ほど割高である。
*カオパットその3
その名もカオパットサパロット。日本語にするとパイナップル入り焼き飯。
ハワイにでも行くと出てきそうなメニューですが、タイを代表する焼き飯つまりカオパットである。
どういうものかというと、具と入れ物にパイナップルを使ったもので、作り方なんかを下記しちゃったりするとこんな感じ。
写真・文:おもだか まさし