去年だったか一昨年でしたか・・・
年明けで前の年の話をすると一瞬わけわからなくなるのが面倒くさいところですね。
世界美食ランキング?とやらで上位50位にタイ料理が結構ランクインしていたのは長年住んでる自分としては誇り高くもあり、そこまでランク高いかねー?と微妙な気持ちでもありました。
日本は寒いそうですがタイも北部は結構朝冷えたりします。もっとも太陽が昇ってしまえばさっきの寒さはどこ行った状態になるんですけどね。
寒い日には鍋でしょうけど毎日鍋では飽きるのでは無いでしょうか。
ここは目先を変更してカレーなんぞいかがでしょうか?
先ほどの話に出てきた美食ランキング1位に輝いたタイのとても甘いカレーです。
このカレー、正確にタイ料理オリジナルと言っていいのかどうなのか、なんせタイ南部のイスラム色が強い所がこの料理の本場でマレーシアに非常に近いエリアでもあるのです。
まぁでもマレーシアで食べるカレーほどカレー粉味が強く無いし・・・タイのイスラム風カレーというところかしら。
前置きが長いのが私の文章です。そこは諦めて下さい。
で、そのカレーの名前ですがゲーン・マッサマンと言います。
マッサマンの意味は・・・ごめんなさい。タイ語じゃないんです。
マッサマンのマンって芋とか油って意味ですかと聞いても「マッサマン」で一つの言葉なんで、意味は不明っす。
どんな料理かと言うと前置きにも書いてあるのですが、かなり甘口のカレーですが、甘い後にそれでも結構パンチ力のある唐辛子の辛さが来るカレーです。
グリーンカレーはダメだけどマッサマンはおいしいという人もかなりの数です。
だから世界一位にランクインされたんでしょうけど。
イスラム料理なので現地で食べると具は必然的に鶏肉が圧倒的に多いのですが牛肉の時もあります。
タイのカレーって具が小さ目のものがわらわら入ってる物が多い中、このマッサマンは比較的具が大きい!
鶏肉もKFCのモモの部分1個がデーン!と入ってるレベルの物が多いですね。
コジャレたところは日本の唐揚げサイズぐらいにカットしたものもありますが、やっぱ他のタイカレーと比べると具が比較的大きくカットされて入っています。
もっともこのカレーの具ってそのメインのお肉とジャガイモ、サブでピーナツが入ってるだけってのがほとんどなんですけどね。
とにかく世界美食ランキング1位に輝いてしまったからなのか、レシピ等ネットでちょこっと検索すると、嫌になるぐらい出てきます。
のでここでは割愛ですねー。
インスタントでも売っていますし、タイの一般家庭で作る時ですらマッサマンペーストという出来合いのカレーペーストを使用して作るぐらいです。
ぇ?せめてそのペーストの中身が知りたい?
各自ネットで調べて下さい。
検索結果
ー赤唐辛子
ーエシャロット(小赤玉ねぎ)
ーにんにく
ーレモングラス
ー生姜
ーガピ(エビの塩辛ペースト)
ー塩
ークミン(カレーのメインの匂いと味はこのスパイス)
ーパクチー(根っこを使用)
ーやし砂糖
これらを石臼で突いてペーストにするわけですな。
ぇ?作り方ですか?
グーグル先生に聞いてみてくださいね。
検索結果
ー鍋に油を引いてマッサマンペーストを香りよくなるように炒める。
ー☆ココナッツミルクを入れる。チキンスープも入れる。
ー☆メインのお肉を入れて柔らかくなるまで煮こむ
☆上下逆にしてよりお肉を柔らかく煮こむのも良し。
ージャガイモを入れる、生ピーナツ・・・落花生を入れる。 火が通るまで煮る。
ーナムプラー、塩、タマリンドペーストを使用して好みの味に整える。
完成。
色と香りが日本のカレーに結構近いものがありますが、ルーを使用していないためトロりとしていないので、すくってご飯にかける瞬間におもいっきり違和感が発生すると思いますがそれはそれで楽しいもんですよ。
え?せめて分量の目安?
・・・ネットで調べ・・・・
ココナッツミルク1kg、肉1kgに対してペースト400gぐらいが適量だそうですので、家庭用はこれをもう少し減らして見てください。
とにかく世界一に輝いてしまったせいなのか、昔はあまり見かけなかったマッサマンが今では、どんなフードコートに行っても必ず置いてある様になりました。
うちのスタッフ曰く「あなたが気が付かなかっただけじゃね?」との事ですが・・・
いやいや、やっぱり間違えなくマッサマンを出す店が増えてると思うんですけどねぇ・・・・・
文: おもだかまさし