新年明けましておめでとうございます。
2011年はあまりにも激動の年でした。
多くを語る必要も無く、みなさまは何があったか良くご存知の事でしょう。
2011年度で起きたいろいろな事で人生の転機を迎えた人もまた数多いと聞いております。
2012年度はもっと穏やかで平和な年であって欲しいと深く思います。
え?らしくない?
ですよね・・・自分で書いててもそう思うのですが、新年一発目の挨拶って事で少しは慎ましく書いたつもりだったんですが。
中国正月、イスラム正月、タイ正月、ベトナム正月とかその国自身の本当の新年というのはまた別にあるのですが、近頃は世界的に1月1日は新年であり、NEW-YEARであり、休日になってきましたね。
正月という事で、めでたいという設定を強引に使用。
そして筆者がどんなにタイに長く居ようとも(撮影スタッフにいつも「タイ国籍ですか?」と聞かれる件について)、日本人という設定は普遍の為、めでたい食材、エビについてのお話を。
なんでも世界で一番エビを食べるのは日本人だそうで。
その他、蛸、イカ、カニも世界中で日本人が一番多く食べるそうです。
タイでもエビは良く出る食材の一つで、有名なトムヤムクンもエビが入ってますし、タイ風焼きそば、パッタイのデフォルトスタイルには乾エビがちりばめられてるし、
ソムタムの一番味が穏やかな物は乾エビが使用されてます。
撮影隊のみなさんは必ず一度はタイスキのお店に連れて行かれた事があるでしょうけど、そこでもエビは人気メニュー。
他にえび団子も有名。
タイのさつま揚げのトートマンにもエビがあります。
タイスキといえば、ここ数年、ビュッフェスタイルで、回転寿司のスタイルを取ったタイスキ店があります。
大人気で多くの支店を持っています。
そこでもエビはやはり人気者。
日本で安く食べるエビは東南アジアから冷凍輸入したブラックタイガー種のエビで、ここタイでも大きなエビ養殖場があります。
ここで収穫されたエビはほとんど輸出されてしまい、一般市場には出てきませんでしたが、何年か前からEC諸国がタイのエビを入れてくれなくなったとかで、一般市場にもこの外国向けだったブラックタイガーが出てくるようになりました。
上記、回転タイスキ店の成功も国内消費の数を上げた原因の一つでしょうか。
とにかく5年ほど前からタイ国内で食べるブラックタイガー種のエビが格段においしくなりました。
昔はエビはなんかもぅ歯ごたえもなく、噛むとそのまま溶けて行くような、これならカッパエビセン食った方がよほどエビだぜ!だったのですが。
今ではどこの屋台で食べてもそれなりにおいしいのです。
昔はちょっと高級な海鮮料理専門店に行かないと食べられなかった品質のエビが今ではその辺の屋台でもしっかりしたプリプリのエビにありつけるのです。
次にタイにいらっしゃる事がありましたら、沢山エビを堪能してみてください。
エビは本来殻をつけたまま調理しないと味が飛んでしまいます。
その辺の屋台で殻つきで云々を望むのは無理がありますので、そこは海鮮料理専門店で殻つきと無しで調理された物を比較しても良いかと思います。
では、最後にタイでの エビを使った料理の名前をざっと羅列して、皆様がタイに来た時にお一人でもオーダー出来るようにしておきましょう。
なに、調理方法+エビ または エビ+調理方法 ってのが基本ですから。
ー トムヤムクン(世界的に有名なタイのすっぱ辛いスープ。 とみやまくん と覚えると楽)
ー クンパオ (殻付きでそのまま炭火でやいたエビさん)
ー クン・チェー・ナムプラー(タイ風 エビの刺身)
ー カオパット・クン(エビ入りチャーハン)
ー センヤイ・またはセンミー・ラート・ナー・クン(餡かけ麺(前者はきし麺、後者はビーフン。具はエビ)
ー ガパオ・クン (日本でもすっかり有名になったガパオライスの具をエビにしたい時にこう言って見ましょう。エビがあれば対応してくれます)
ー ゲーンキヨワーン・クン(有名なグリーンカレーですが、具をエビにしたい時にこのように言います)
きりが無いのでこの辺で・・・・・
では 2012年度が皆様にとってすばらしい年でありますように。
干支は辰 ドラゴンか・・・
エビの髭ってドラゴンの髭に似てるけど、きっとイセエビかなんかがモデルの一つなんだろうかしらぁ・・・
最後に エビって海老 この漢字を書くことも多いですが 蝦この漢字も使いますよね。
で、暇と蝦ってなんだか似てませんか?(ぇ
文: おもだか まさし