ヒン・ナムノー自然保護区、世界遺産の国内候補地に - 2009/08/05(Wed)
ラオス情報文化省によるとユネスコの世界遺産の候補地として、カムワン県に位置するヒン・ナムノー自然保護区(Hin Namno National Protected Area)を国内候補地とするための準備に着手したとのことです。
ヒン・ナムノー自然保護区はカムワン県の県庁所在地から東に約100キロのベトナムとの国境沿いに位置し、1993年に国立自然保護区に指定されています。この自然保護区には東南アジアで最大の中央インドシナ石灰岩上に森林地帯が広がっており、石灰岩の浸食により独特の美しい景観の岩山が広がっています。
アクセスは非常に難しいエリアですが、このエリアには昨年の10月にナショナルジオグラフィックで紹介されたバンファイ川の巨大洞窟があります。
はたして「ルアン・パバンの町(1995年登録)」、「チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群(2001年登録)」に続くラオスで3番目の世界遺産登録になりますでしょうか。
また、この自然保護区と隣接するベトナム側のフォンニャ=ケバン国立公園は、2003年7月3日にベトナムで5番目の世界遺産に登録されています。このフォンニャ=ケバン国立公園内にあるソンドン洞窟は、単一の洞窟路として世界最大であったということが、7月27日のナショナルジオグラフィックが報じています。
※情報提供:スタートラオス
【参考】
ラオスの世界遺産(Wikipedia)
ナショナルジオグラフィック「ラオスの巨大洞窟――そびえ立つ石筍」
ベトナム・フォンニャ=ケバン国立公園(Wikipedia)
ナショナルジオグラフィック「世界最大のソンドン洞窟、ベトナム」
Edit by : 城戸