タイ北部の街、チェンライの早朝の市場周辺を歩いていたら、昨夜お父さんが家の裏の沼で獲ったという『タガメ』を楽しそうに売っている姉妹がいた。
売ったお金は彼女たちの学校での数日間の昼食代になるそうだ。
タイでは給食がある学校は少ない。
またお弁当を持って来れる子供も多くはない。理由は、夜明けとともに働きに出る両親が多く子供たちのためにお弁当を作る時間が無いから。
学校給食は予算の問題だけではなく、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教が混在する国では何かと難しい。
だから子供たちの昼食は学校内外の出店での買い食いとなる。
家が貧しく親から昼食代が貰えない子供は、こうした親の計らいで自分たちで稼ぐ。
タイ北部 チェンライ